ひまわり組園外活動「松坂吊り橋」2024.6.17

さくら保育園の近くを流れる好間川に新しい吊り橋「松坂吊り橋」が完成し、本日、令和6年6月17日(月)に「渡り初め式」というイベントが開催されるということで、5歳児クラスひまわり組が式典に参加してきました。

橋の長さは53メートル、幅2メートル。歩行者専用で自動車は通れません。
さくら保育園以外にも、近隣の好間保育所の園児さんたちも参加していました。
式典では、各園の代表園児1名ずつ選出し、ハサミでテープカットを行わせていただき、華々しく渡り初めがスタート。
地域住民の方々が子どもたちを熱烈歓迎してくれ、一緒に吊り橋を渡ってくれました。

橋の下にはきれいな好間川が流れ、水も透き通って小魚がたくさん見えました。
「吊り橋」初体験の子も多く、少し揺れる橋と高所に緊張したそうです。

本日はたくさんの新聞記者さんが取材に来ていました。
「吊り橋の感想」をインタビューされ、子どもたちは恥ずかしそうに答えていました。
追記
掲載された新聞記事はこちら

好間川の上流には3本の吊り橋があり、いわき市の昭和の歴史的な遺産として大切に保存されていましたが、5年前(2019年10月)の「令和元年台風19号=令和元年東日本台風」の直撃で3本のうち1本=「松坂吊り橋」が好間川の氾濫で流失してしまいました。
その時、さくら保育園も洪水で創立以来初めて床上浸水の被害に遭う未曾有の豪雨でした。

生活に欠かせない重要な吊り橋という周辺住民の要望により、いわき市が復旧架け替えを行い、令和6年4月に新しい吊り橋が完成したのです。

さくら保育園があるここいわき市好間町(1966年以前・好間村)は、昔、石炭産業(炭鉱)で栄えた街で、昭和28年(1953年)頃の最盛期には2万2千人以上の村民を抱え、「日本で最も人口の多いとして全国的に知られていました。中心地にある好間第一小学校も当時は福島県内で一番のマンモス校で、約3千人(1学年約10クラス×50人学級×6学年)の児童がいたそうです。
好間川沿いには当時たくさんの炭鉱住宅があり、炭鉱と炭鉱住宅を結ぶ生活道路として好間川に3本の吊り橋(大畑、岩穴、松坂)が架けられたのです。